2022年7月1日から、新築建物は室外又は屋外にLPガス供給設備の設置空間を作るべき

2022-02-08

台湾では、液化石油ガス(ガスボンベに充填したLPガス)を室内もしくは完全に囲い込まれたベランダに設置する慣習があり、そのためガスが漏れれば、その濃度が爆発する範囲に達する時、小さな火花で爆発を起こす可能性があるので、建物の安全が懸念されている。そのため、内政部は2022年1月19日に「建築技術規則建

作者

作者

台湾では、液化石油ガス(ガスボンベに充填したLPガス)を室内もしくは完全に囲い込まれたベランダに設置する慣習があり、そのためガスが漏れれば、その濃度が爆発する範囲に達する時、小さな火花で爆発を起こす可能性があるので、建物の安全が懸念されている。そのため、内政部は2022年1月19日に「建築技術規則建築設備編」第78条第2項の規定を増訂した。建築物の安全性を向上するため、建築物は、「公共危険物及び可燃性高圧ガス製造貯存処理場所の設置基準並びに安全管理弁法」に従い、液化石油ガスを供給する設備の設置空間を作らなければならないと明文で定められた。

 「公共危険物及び可燃性高圧ガス製造貯存処理場所の設置基準並びに安全管理弁法」第73-2条第1項によれば、新築建物の容器は、「室外」もしくは「屋外」に設置しなければならない。屋外に設置することが難しく、かつガスの停滞を防止する有効な換気装置を設けていても、例外的に室内に設置してはならない。

 「建築技術規則建築設備編」第78条第2項は、2022年7月1日から施行されるので、建物を新築するとき、注意していただきたい。